2023年9月12日(火)

入口作業道流土搬出・草刈り・階段補修

集合写真 すでに暑い


引き続く猛暑の中 6人が集結。夏の間に生い茂った草の勢いはすさまじい。朝、フィールドに到着すると、なんと山裾にお住まいの平さんがお日の森への道の草刈りをしてくださっている。すみません、今日こちらでやります。ということで、とにかく入り口付近から片付けましょう。さて、入り口の道はどうも法面からの流土が積もってきていて、土留めを超えそうな勢い。じゃ、土を削って運び出しましょう、という誰かの一声に、皆の顔が一瞬曇ります。まあやるか、ということで、草も刈りつつ、平さんから借りた一輪車で流土を 20杯ほど搬出。とにかく暑さと湿気との戦いで、しばし無言状況が続くのはやばい兆候。休みましょう休みましょうと言うのと裏腹に、みなさん根性発揮してよく動くこと。なんとか形がついたところで早めの昼に。

草ボウボウで道が消えたところを


 

草と流土を除去して


午後からは入り口付近の階段補修。前回つくったヒノキの杭材が大いに役立ちなかなかの仕上がりに。

ここまできれいに

イノシシ君にも掘り返し甲斐がありそう。なんとか無事で一日を終えました。

階段補修も完了


2023年9月9日(土)

駒木野国有林作業道補修

集合写真

夏休み明けの活動日で、6名が参加。前日まで台風による雨で実施が危ぶまれたが、午前中は霧雨程度、日差しはないが蒸し暑く、蚊も纏わりついて不快指数100%の日だった。東西道を点検しながら歩き、突き当りの中村さん林地に切り倒してあるヒノキの横木、杭材を現地まで運び下した。

杭作り


杭材はクサビを使い半割にし、先を尖らせる。

道の補修

横木は、適当な場所にはめ、路肩が崩れた箇所は、石を集めて補修した。材や石の積み重ねはしっくりくるまで何度も試行錯誤。路肩の崩壊が多いので、山側を崩すか、谷側に土留めを作るか、策が必要だ。

補修後


1か月振りの入山で、まずお日の森の入口から草はボウボウ、イノシシの掘り返しも酷く、階段の横木も飛ばされていた。

キノコ

見慣れないキノコが所々に、虫が入ったり樹液を流している木も。長引く猛暑に木々は喘いでいる感じだ。

樹液を流すカラスザンショウ


2023年7月23日(日)

林内整備とイベント準備

集合写真


酷暑で雨の降らない毎日が続くなか、夏休み前最後の作業に 10名が参加。 1班はまたも入り口付近の草刈り。ササやらツルやらの猛威に敢然と立ち向かいました。これはまさにエンドレス。 2班は 30日に控えた親子イベントの散策コースで、草刈り、階段補修、橋の清掃などの整備を行いました。今回、猛暑にもかかわらず、多くの応募者があるとのことで、期待がふくらみます。 3班は、 A14エリアと A11エリアのピークに近い尾根で枯損木処理。ナラ枯れの進行著しいコナラを二本伐倒。ほぼ予想通り掛かり木となってしまい、お昼の時間に遅れるはめに。

果てしない草刈り

散策コース整備


 午後からは全員で30日のイベントの打ち合わせと準備です。ヘルメット、テント、クラフト材料の準備、㊙動物映像のためのプロジェクターの設置などの後、

映りますかね


散策コースをあらためて巡視。この暑さではフルコースは無理かも。帰りがけには、南浅川の川遊びの場所を下見しました。

散策コース巡視


2023年7月11日(火)

作業道補修と草刈り

集合写真


空梅雨の猛暑と湿気にもかかわらず、 5名が参加。 730日の親子森林ふれあいイベントで歩くコースを整備することに。まずは材の運搬ですが、もはや汗がどっと出る。一息入れてから A1A4境界斜面の階段の補修を開始。 A4山側からは、ムラサキシキブなどの灌木やツル類やシダが日当たり良好を求めて道に激しい侵略を進めており、道幅は半分以下になっていました。自然の理とはいえ、除伐するのはなかなかのお仕事。階段のステップも数本を新たなものに取り替えてきれいに。とはいえ、ここに至るまでで、みな暑さに相当やられ、 5分作業 5分休憩の繰り返しです。先輩の方ほど頑張ってしまい、ともすると熱中症一歩手前になりがちな傾向が。やばいです。

階段補修

フユイチゴで道が消えている


一方、川向こうの道では、代表が黙々と刈払機での除草を行い、フユイチゴの藪の中に道が再生されました。イベント参加者に気持ちよく歩いてもらえそう。とにかく今年の暑さはもはや異常で、作業はほぼ無理な領域ですね。身をもってそのことを納得した全員が一致で、午後は中止としました。お疲れ様でした。

道の復活


2023年7月8日(土)

今年度初めての駒木野作業

集合写真


今年度初めての活動日で、9名が参加。雨が降り出しそうな曇り空、気温 30℃以上の蒸し暑さで熱中症に気を付けながら作業。

笹刈り作業中

午前は、駒木野林地南東部のササ刈りと除伐。昔は竹林もあったが、満遍なくササとアオキが生えている。ほぼ予定通りに刈り終わったが、枯損木や枝折れがまだ残っているので、次回に対処。

見出票20

境界作業中1


午後は、南側境界のチェック。山票(コンクリート角)、山票の存在を示す見出票(赤プラスチック棒)1~20番まで。たまに山歩きの人が通るので、倒木や草で境界が不明瞭になっていないか、草を刈りながら進む。地図通りに進めば問題ないが、けものみちが彼方此方で交差しており、踏み込んでしまいそうになる。1か所の見出票がガレ場で飛ばされていたり、番号が判りにくくなっていた程度だった。帰りは東西道を経由して戻ったが、これまた動物による路肩の崩壊箇所が見られ、次回の課題となる。曇り空ではあったが、皆かなりの発汗量。水分・塩分の補給は十分過ぎるくらいに!

境界作業中2


2023年6月25日(日)

草刈りと枯損木処理 イノシシも

集合写真


お日の森フィールドまで登ってくるだけで汗びっしょり。先の思いやられる猛暑の中 12名が参加。1班は A1入り口法面の草刈りです。急傾斜での作業にはいつも悩まされてきましたが、この日は、斜面に張ったロープにプルージック結びでハーネスを固定するひと工夫により、安全、安心に作業が進み、ほぼ全域を完了できました。ササやツルとの追いかけっこはまだまだ続きそう。

長靴にカノコガ


2班は A4エリアで、3月にクヌギを植樹した辺りを中心にやはり下刈りを続けました。30本ほど植えた苗ですが、虫やらイノシシやらのおかげでいまや半減しています。ツルの絡みも激しく、それぞれの苗の周囲を坪刈りしていきます。

ロープを使って草刈り


3班はA7からA10にかけてのエリアで枯損木を伐倒しました。1本目はイヌシデの株立ちのうちの枯れた細い幹ですが、同根の他の幹とくっついていたため多少手こずりました。2本目はホオ。ホオのイメージに似合わず、樹冠付近でまるでフジのようにクネクネと隣接木に絡んでおり、知恵の輪をはずすように方向を見定めて伐倒。次はヤマザクラ。こちらは樹冠近くで掛かり木になり、チルホールを用いての牽引により、時間をかけてなんとか引き倒しました。やはり広葉樹は難しいと実感。先週据え付けたセンサーカメラに、イノシシ親子の映像が。リラックスしたうり坊4頭がひょこひょことお母さんについて行く様子がバッチリ写っていました。もっと色々撮れることを期待して、さらに2台を設置。ヒヤリハットはなし。

枯損木処理


2023年6月13日(火)

草刈りとヒノキ玉切り、皮むき

集合写真


薄曇りで時折日が射し、前日の夜半までの雨の影響で、蒸し暑い天候の中、 10名が参加して 2班に分かれて、定例作業を行った。

斜面での草刈り作業


1班の 5名は、 A1付近の草刈り作業を行った。斜面では安全ロープを使って、身体を確保しながら作業を行い、傾斜地は全体の5分の 4のエリア、平坦地はほぼ全域の草刈り作業を終えた。

植栽木を傷つけないよう慎重に

チルホールで8m材を引き上げる

 
2班の5名は、A5の沢にかかる橋の修繕用の材を確保するため、中村さん林地で6月10日に行ったチェンソー講習会で、伐採・枝払いしたヒノキ材を8mの長さに玉切りし、更に皮むきをして、尾根上に引き上げる作業を行った。

引上げ皮むきした材


ヒヤリハットや怪我、暑さで熱中症になる人もなく、14時ぎに作業を終えた。 

2023年5月28日(日)

コンプレッサー導入、下刈りとコナラ伐採


天候は、曇りで、計11名が参加した。あまり暑くはなかったが、午後の気温は25℃程度まで上昇した。最初に、参加者全員で、スギのウッドチップ10袋と小型のコンプレッサ-1台とを、麓の入り口から作業小屋まで搬送した。その後、コンプレッサ-の使い方について簡易な講習を受けた。
1班の5名は、A1エリア内の山の神広場に近い傾斜区画等において、昨年度末に植樹していたクヌギの苗木のため、坪刈り等の下刈りを行った。クヌギの苗木は、高さ50cm程度で、苗木の活着率は比較的良かったようである。午後は、入り口から延びる通路やこの通路に隣接するA1エリア内の斜面等で、全体的な草刈りを行った。



 2班等の6名は、A4エリアの作業道沿いで、虫害を受けた胸高直径40cm程度のコナラを伐採した。急斜面から傾いて生えていたため倒す方向の制御が容易でなく、下のモミジに対して掛かり木となったが、コナラの根元側を切断し、最終的にはモミジの上部がへし折られる形で伐倒を完了した。最後に、参加者全員で、作業小屋前の広場にウッドチップをまいて広げ、広場全体にウッドチップを敷き詰めた。ヒヤリ・ハット報告:コナラの根元側を切断した際、切断後に下方に転がる根元材木にチェーンソー作業者の足が挟まれた。足を引き抜いた後も足先に数分間程度しびれが残っていたとのことであった。若干であっても傾斜した箇所にある太い材木の下側で切断作業を行うことは極力避けるべきとの反省があった。
 

2023年5月9日(火)

除伐と枯損木処理

集合写真


ほどよい好天。緑がぐぐっと濃くなったフィールドに9名が集合。今日は期待のバッテリー式チェーンソーも初登場です。

除伐の鬼


 1班は前回に引き続き中村さん林地で、ヒノキ伐倒を見据えての除伐作業。照葉樹や蔓類を中心に、材確保もかねて行いました。さっそくバッテリー式を試すものの、ソーチェーンがはずれるなどのトラブルもあって、今日のところはイマイチか。まあ徐々に扱いにも慣れるでしょう。というわけで、ひたすらに手ノコと鉈で伐りまくりました。

伐りまくってます

二人チルホール


 2班は、かなり以前に松枯れで倒れ、山の神広場方向の樹冠に掛かっていた駒木野林地のアカマツをチルホールで根元から引き上げ、無事処理できました。長年の懸案でしたが、これで近隣の方が通られても安心。こちらではバッテリー式、玉切り作業になかなかの切れ味を発揮です。その後、フィールド入り口付近で隣家の屋根に張り出してしまっていたホオノキの株立ち二本を伐倒しました。径20cmほどではありましたが、大きく重心が傾いており、とにかく慎重に慎重に。枝先には多数の花とつぼみが強い香りを放っていました。ホオさんごめん。みなさん大切に持ち帰りました。ヒヤリハットなし。

とにかく慎重に


2023年4月23日報告

作業道補修と除伐

被害木調査1


14名が参加して 2班に分かれて、定例作業を行った。この日の作業は午後から総会があるので、作業は午前中のみとなった。 1班の 6名は、 A11作業道で横木が外れるなど、痛みがひどい箇所が数カ所あるので、これらの箇所の補修作業を行った。次に、 A11及び A6のナラ枯れ被害木の調査を行い、被害木や枯損木など 10数本に目印の赤テープを巻いた。

被害木調査2

除伐作業1


2班の 7名は、今後行う中村さん林地の、ヒノキ間伐作業の準備作業として、雑木の除伐と蔓切りを行った。

除伐作業2

径が太く作業道補修の材料で使える材は、尾根の歩道に引き上げて、玉切りして積上げた。ヒヤリハットや怪我もなく、 12時ぎに作業を終えた。

集合写真


2023年4月11日報告

シイタケ本伏せと作業道補修

集合写真

 
気温が上がるなか精鋭4名が集結。どアップの集合写真で寂しさを紛らわしてから、本日の作業開始。まずは2月に菌打ちしてあったシイタケ榾木の本伏せです。役目を終えた4年前の榾木は感謝を込めて取り除き、今年のものを立てかけていきます。1-2本はすでに怪しいキノコ・カビに占拠されつつあり断念しましたが、30本あまり。収穫に期待です。

シイタケ本伏せ


続いてA11からA12エリアの作業道補修。アラカシ一本を除伐し、横木材と粗朶に加工。中村さん林地においてあったヒノキ材も運んできて半割し杭材を作成。少人数だから控えめにやろうねと言っていたはずなのに、かえってエキサイトしたのか、みなさんよく働くこと。

作業道土留め



ヤマルリソウ


作業小屋前ではクマバチが何時間もホバリングを続けていましたが、作業終了頃にはペアになっていました。巨大なスズメバチの女王様が横切るものの、忙しそうでこちらには目も向けません。

イチリンソウ

炭焼き広場にはヤマルリソウがわさわさと群れ、谷筋にはイチリンソウ、ニリンソウがラッシュ状態。いい季節です。

ニリンソウ


2023年4月8日(土)

久々の植生調査・毎木調査

集合写真

 偶数月第二土曜日ということで、植生調査・毎木調査を実施。8名が参加。まずは昨年12月に復元しておいたコドラートのロープ張り用杭を金属製に交換しました。その後植生調査班と毎木調査班に分かれ、A1とA4のコドラートで調査開始。植生班は100㎡の調査区を4分割して分担。草本層、低木層を中心に見つけたすべての植物の種名を記録していきます。とはいえ、芽生えたばかりの草や、実生にはなかなかに判別の難しいものもあり、しばしばパス。そんななか、今回FITから21年の大森さんがゲスト参加され、大いに助けていただきました。

樹高の測定

樹冠幅を目測

4月上旬という時期がやや早かったかもしれませんが、各層間でのダブりを含めるとA1で110種、A4で66種がカウントされました。これは2011年から15年までに何度か行われた調査の結果をかなり上回るものです。

毎木調査 タグを固定

一方の毎木班、コドラート内の高木と亜高木すべてにナンバリングして、樹高、直径、枝下高、樹冠幅を測ります。急な斜面での作業ですので、足場も悪く、高さの目視も難しかったものの、あーでもないこーでもないと賑やかに議論しながら楽しく進みました。そろばん好きなW氏はついでにそれぞれの樹に値段も付けていたとか。ざっと計算すると結構な材積になり、調査後の雑談は炭素固定の話題にまで及びました。調査結果は近く会員に配布しますが、関心もっていただける方にはいつでも共有します。いずれにしろ、普段の山林管理作業ではなかなか見えない里山の姿を知ることができた興味深い一日となりました。またやりましょう。是非ご参加を。

マツブサ


お日の森定例活動報告

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