2024年3月24日(日)

枯損木伐倒、植樹、菌打ち

集合写真


今年度最後となるこの日、珍しく 13名が集結です。体験の方もご夫婦で 2名。 1班は、先月の大雪で樹冠の大枝が折れ、道の上に垂れ下がっていたヤマザクラをやむ無く伐倒しました。傾きが大きく、裂ける可能性が高いため、突っ込み切りで心材を抜いた後、追いヅル伐りで無事倒れました。木自体はまだ元気でしたが、大きな落枝痕がいくつも残り、長い年月風雪に耐えていたことが偲ばれます。

倒させてね


2班は、 A3エリアと A1エリアに植樹です。ヤマザクラ、カツラ、オオモミジを 10本ずつ。昨年より大きめの苗を用意してみたので、成長に期待です。みなさん暖かく見守ってください。 3班はシイタケ、ナメコの菌打ち。シイタケは菌駒 800駒、ナメコ 200駒とかなりの量で、穴あけ、打ち込みは結構な労働です。ドリルのパワーの違いでかなり効率(疲れ方)が違います。

A3急斜面に植える


最後は 12班も合流してワイワイガヤガヤと烏合の衆。シイタケ植菌のコナラ榾木は 35本、ナメコのヤマザクラは 8本。仮伏せして終了。

楽々


最後に来月の年次総会の準備として運営委員会を行いました。今年度はのべ 385名が活動に参加ということで、なかなかに充実した一年でした。来年度もみなさんよろしくー。

青空会議。雨降りそう


2024年3月9日(土)

駒木野国有林 粗朶柵、作業道補修

集合写真


初参加者を含む 7名が参加。前日の雪は跡形もなく、快晴。時折曇り風も強かったので、花粉症の症状が出る人も多かった。東西道の入口から粗朶柵、道の横木を修理しながら進む。倒木や細いアラカシを伐採して活用。病虫害碑付近からお日の森に一番近づく地点まで重点的に作業。尾根道からお日の森に下るルートの階段を修理。イベントで安全に通れるようにした。仕上げに、積もった落葉や石を取り除き道を整備し、大分歩きやすくなった。

材の確保

緑の粗朶柵


初参加者は、別メニューで研修を受けた後、一緒に作業を行った。ここでも御多分に漏れず会員の高齢化と後継者不足が問題となっている。次回の参加を願うばかりだ。

見事な杭打ち


階段整備


2024年2月25日(日)

雨の中で

テント内での作業


天気予報は、昼前から雨、気温が1度。午前中だけでも作業ができるかと期待して6人のメンバーが集まりましたが、結果は朝から雨。山での作業はやむなく取りやめとなりました。作業小屋前にテントを張り、来週3/3の浅川市民センターまつりの準備を行いました。昨年、秋の八王子いちょう祭りで大好評、完売したヒノキ木片の香り袋(風呂用)、今回も新たに作りました。ノコギリで小口切りしたコースター状のヒノキ材を、ナタで細かく割って袋に詰めるという、完全手作業の品です。あとは、チェンソーの点検、試運転、

さらに、シイタケが大豊作だったので、皆で収穫しました。保育園児といっしょに植樹した木の苗は、去年は動物に葉を食べられ丸裸になってしまいましたが、今年は無事に成長できるかどうか楽しみです。

良く育っています


大豊作



作業の合間にジョウビタキの鳴き声が間近で聞こえていました。この雨の中で鳴くのは、仲間へのコールか、それともナワバリの主張か、はたまた、雨で行動できずヒマつぶしか。ひょっとしたら、ヒッヒッとしか聞こえないジョウビタキの鳴き声にも、微妙な違いがあり、そのうちいろいろな意味を聞き分けられる人が現れるのかもしれません。今、巷ではシジュウカラの鳴き声の解読が話題になっています。とにかく寒い日でした。作業を止めるとすぐに寒さが迫ってきます。午前中で解散となりました。
======以上========

2024年2月13日(火)

雪害修復

集合写真


春のような陽気となったこの日、初参加の 2人を含めた 9人が参加し定例作業を行いました。前週 256日の降雪・積雪による林内の樹木や道の被害状況を確認しながら、適宜、被害箇所を修復しました。雪の重みに耐えきれず、落下したり他の樹木の枝に引っかかった枝 (主に枯れ枝 )を除去しました。

枯れ枝

作業道修復


降雪以前から枯れ木が増えていたという事情もあり、枯れ枝はかなりの数に及びましたが、
1日で処理するのは難しく、作業道やその近くの枝を優先し、
人が近づく可能性が低い箇所は後回しにせざるを得ませんでした、
このほか、隣接林地も目視で確認しました。

作業道修復2


2024年2月10日(土)

雪害チェック・粗朶柵修繕

集合写真


5ヶ月振りの作業で6名が参加。降雪から 4日後の入山で、入口から作業小屋に登る道は雪が積もり、若木の倒木が道を塞いでいる。

お日の森入口

大木の枝が折れて上方に掛り、落とさないと危険だ。幸い、作業小屋付近や駒木野東西道は、南斜面にあり雪は消えていた。東西道の入口から雪害をチェックしつつ粗朶柵を直しながら進んだ。

倒木処理

杭材確保


杭は倒木のゴンズイ、クリ、シデの木を活用した。クスノキの枝折れもあり、周囲が芳香に包まれた。病虫害碑付近まで杭を打った。粗朶、横木は次回据え付ける予定。

杭打ち

仕上げに、積もった落葉や石を取り除き道を整備し、大分歩きやすくなった。快晴で風もなく、気持ち良い汗をかいた。メジロやエナガが飛び回って、春が一歩づつ近づいている。花粉の飛散も始まっている。

作業後


2024年1月28日(日)

ナラ枯れ大径木伐倒

集合場所


ぐっと冷え込む朝、 10名が参加。
今日は長いこと懸案になっていた山の神広場のナラ枯れ大コナラに手をつけることに。谷側に大きく重心が傾いており、そちらに向けて倒すしかないと判断。とはいえ、その方向には大事なシイタケ榾木が。一旦退避させます。そのほか明らかに掛りそうなイヌツゲなどの広葉樹を 23本除伐。葉と枝の量は相当なもので、まずはその処理にかなり時間を取られました。

たおれるぞー

チルこぎの青年

重い!


45cmのガイドバーをつけたチェーンソーでいざ伐倒開始。受け口を作った後、突っ込み切りで追いヅルを残して芯を抜きます。ガイドバーの先端が貫通するかしないかの大径木です。クサビを打ち込んだ後、追いヅルを切るや、狙い通りの方向に伐倒完了。大変なのがその後処理です。枯れたコナラの大枝は、パリッパリに乾燥していてポキポキ折れます。これではちょっとした風でも落下するはずで、やはり伐倒して良かったと実感。東側の眺望がスカッと開け、スカイツリーもこんにちは。斜面に転がった太いやつを、力自慢の三人衆がチルホールで広場まで引き上げました。最後に、フィールド北側のスギ私有林を確認しつつ、センサーカメラを回収します。何が映っているのやら。ヒヤリハットなし。

現れたスカイツリー


2024年1月9日(火)

安全祈願とフィールド内巡視など

集合写真


強い冷え込みの朝、今年最初の作業に 9名が参加。代表以下 3名は早出して、山林組合長はじめ近隣の方々への挨拶に。全員集合後、まずは新年恒例、山の神への安全祈願と乾杯です。息災と無事を願います。

安全祈願


その後は、最も奥の最高地点まで、フィールド内巡視です。 A13エリアの北側斜面のスギ林は今後所有者とのコミュニケーションを密にして、できれば間伐したいところ。その先の谷筋は所有者もわからない状況で、できれば今後調査していこうということに。一番奥の A14エリアは、一昨年かなり整備してなかなかいい感じになっていたのですが、入ってみるとあちこちにナラ枯れ木の大枝が落下しており、かなりヤバい状況に。大きなものは大体片付けたけれど、見上げると 10m以上も上方にでかい枝が浮かんだようにひっかかっている。急な法面からの土砂の流入も進んでおり、より堅牢な土留めが必要と痛感しました。最高地点の森林科学園との境界付近にはタヌキのため糞。復路も大小多くの落枝がわさわさ。こりゃ大変。

お日の森探索


午後は二班に分かれます。1班は昨年3月の高尾保育園との植樹の現況を確認。7月までは割と元気だったものの、8月以降、乾燥と暑さ、虫害に見舞われ、丸坊主になっていたので、すわ全滅かとの予想もありましたが、36本中20本はなんとか冬芽を付けて生き延びている模様。周囲に生えるコナラやアラカシ、ヒサカキやヒイラギの実生に比べるとなんとも頼りなげですが、春には頑張ってくれるでしょうか。

植栽確認・指し棒


2班はおなじみの秘密兵器センサーカメラ5台をフィールド内に設置しました。前回は、イノシシ、タヌキ、シカ、サルが見れましたが、ウサギ、ネズミ、アナグマほかも是非みたいものです。ヒヤリハットなし。

センサーカメラ取付


2023年12月24日(日)

新年準備、榾木確保、作業道整備

集合写真


冬らしくしっかり冷え込んだ朝に 15名参加。今年最後の作業です。 1班は新年を迎える準備として、山の神周辺と稲荷社周辺を美しく整えます。四手は耐久性のあるプラスチックを用いたものの、新しく切り出してきた青竹と、会員がみずからなってきた新しいしめ縄がなかなかの風格を醸します。午後は、作業小屋の裏側の通気確保のために法面の土を削ったり、小屋前の踏み段を新しい材に交換するなど大活躍。2班は、このところ続けてきたA3周辺での榾木とりと作業道整備。急斜面に伐倒したコナラの最後の一本をなんとか引き上げ、元の太い部分は横木、枝は粗朶柵にと、余すところなく有効利用、幹の程よい太さの部分を榾木として玉切りにし、コナラ30本、ヤマザクラ15本を確保しました。崩れかかっていた路肩もかなり頑丈に修復し、山側には粗朶柵を設けました。

山の神もリニューアル

A3で伐倒したコナラの引上げ


3班は、これもここ何回か続けてきたA6周辺の作業道整備。小径木5本ほどを伐倒し材とし、粗朶柵の整備を概ね完了できました。各班とも、気合いが入り、作業をキリの良いところまで完了。ヒヤリハット無し。山の神に無事と安全を感謝した後、忘年会会場へ。多くの会員が参加し、暖かく盛り上がりました。今年もお世話になりました。来年も安全に楽しく過ごしましょうね。

A6で粗朶柵を整備


2023年12月12日(火)

伐倒木の処理など

集合写真


朝方まで雨が続き、よもや中止かと思われていたものの、天気予報が的中し、 9時から晴れました。開始時間を遅らせての作業に 5名が参加。前回の作業で伐倒した直径 40cmほどもあるコナラ、狙いがちょっとはずれて谷側に倒れ込んでいます。難儀したものの、チルホールを使ってなんとか道まで上げ、玉切り。大量のシイタケ榾木が確保できました。

コナラ玉切り

ヤマザクラ伐倒


伐倒の際、巻き添えにしてしまったヤマザクラの方は、ナメコの榾木として活用することに。その引き上げも、また一苦労。それにしてもお日の森の斜面はやはり急で、足場の確保には苦労します。まあ体幹トレーニングということで。その後、今月 16日開催予定の森づくり体験会の準備として、杭材づくりやクラフトの素材集めを行ないました。ヒヤリハットなし。

ヤマザクラを引き上げる


2023年12月9日(土)

コナラ伐倒・作業道補修


朝から夕方まで快晴で、寒が緩んで秋晴れのような一日であった。8名が参加し、2班に分かれて作業を行った。
 第1班は、午前中、キノコの榾木の伐倒対象について下見を行い、A3とA4との境の中道沿いの胸高直径15cm程度のコナラを伐倒し、榾木を切り出した。 

午後は、同じく中道沿いの胸高直径30cm程度のコナラを伐倒し、榾木を取り出す準備を行った。

第2班は、午前及び午後、椿林地やその近くの歩道の整備として、土留め用の横木を略全体にわたって補修した。また、椿林地やその近くの歩道の粗朶柵についても部分的に補修した。最後に、第1班による伐倒後のコナラの処理を手伝った。
 

2023年11月26日(日)

作業道補修

集合写真


10月並みの暖かさから 12月並みの寒さに気温が急降下し、これまで緑と茶色だった山色が、急に色鮮やかに染まってきました。
イノシシが至る所で土を掘り返しつづけており、作業道がボコボコになっています。さらに、荒天のたびに土砂が流れて、あちこちに大きな穴が開いています。イベントで、子供たちを含む参加者に安全に歩いてもらうためには、頻繁な補修が必要になります。

杭打ち


道補修完了

 
本日は、9人の参加、2班に分かれて作業道の補修を行いました。1班は、A3エリア、2班はA6エリア、いずれも中腹を行く道です。材として、ヒノキを割っておいたもの、新たに除伐したツバキ、さらに、以前に伐倒し、斜面の谷方面に倒れていたコナラを、チルホールで道まで引き上げて用いました。

ツバキ除伐


結構な重労働で、汗をたっぷりとかきました。次回の作業はもう師走です。先週の八王子いちょう祭りでは、お日の森からも出店し、多くの人に関心を持っていただきました。会場の西浅川町児童遊園でイソヒヨドリと、それからジョウビタキも見かけました。これから冬の鳥が集まってくるのが楽しみです。

ノウダケ


2023年11月14日(火)

いちょう祭りなどイベント準備とササ刈り

集合写真


秋の陽ざしがなんとも気持ちよいこの日、火曜にしては多めの 9名が参加。 1班は A1付近の下刈り。地道に進めました。今からやっておけば春以降のササの猛烈な勢いをかなり抑えられるでしょう。いちょう祭り準備は最終段階で 2班が担当。出品作の整理、包装、そしてなにより大事な値札付けです。買ってくれそうなお客様像を頭に描きながら、熟練の 2人が真剣に値踏みします。あんまり安いと逆に売れないかも、などなど、裏の裏をかく頭脳戦。ディスプレーのアイデアも次から次に出て、ちょうど作業小屋の上できれいに紅葉している柿の葉も絶好の素材になりそう。
 

バッテリー刈払い機

厳正に査定中

これなら売れるな


3班は、23日に迫った、日本森林インストラクター協会関東支部主催のイベント「子ども森林インストラクター養成講座」の準備。こちらは初めての実施のため入念な打ち合わせとチェックを行ないました。11月はイベントが重なりあわただしくなっていますが、短い秋を存分に楽しめればいいですね。

秋の柿


 

2023年11月11日(土)

いちょう祭り準備と階段整備

集合写真


久々のいちょう祭り参加なのに、準備が進んでませーん、との呼びかけに応え 10名が参加。よかったよかった。ナメコも豊作でお出迎え。これは美味でした。来年も菌打ちしましょう。本来、駒木野の作業日でしたが、いちょう祭り出品作の準備に。ヒノキのコースター磨きは、ベルトサンダーで微粉末を上げながらの地道な作業。お風呂用アロマにする材は、でっかい斧や鉈を使って細かく砕いていきます。おが屑は匂い袋に。なんとも癒やされる香りです。

大豊作

 

蔓籠・リース台いろいろ


高額商品の期待がかかる蔓籠編みは、それぞれがセンスを発揮しつつ根気よく頑張ります。もっと蔓がほしくなり、再度南斜面に蔓取りに。サネカヅラ、アケビ、フジなど地際に5―6mにも渡って伸びて、どこかに登るチャンスをうかがっていたのでしょうに、いただきです。樹種によってしなり具合や風合いが違います。これでリース台もたくさん作れそう。11月7日に臨時作業を敢行したため、準備作業にもすこし余裕が見え始め、4名は別班を作り、駒木野入り口やA4付近の階段の補修も行ないました。

階段補修


2023年10月22日(日)

いちょう祭り準備、高尾保育園下見

集合写真


午前中は日差しがあったが、午後は曇りがちであった。合計11名が参加し、主にいちょう祭りの準備を行った。1班は、最初にヒノキ材を運搬し、ヒノキ材からヒノキ台の切り出しを行った。その後は、2班に合流し、蔓かごやリース台の作製を手伝った。

ヒノキ台カット

蔓集め


2班は、最初に蔓かごやリース台用の蔓取りを行い、その後、ヒノキ台の切り出しやヒノキ台の研磨を行い、蔓かごやリース台を作った。高尾保育園班は、最初に10月25日のイベントのためのミーティングを行い。コースを一周する下見を行った。最後に、運営員会が行われた。今後の活動予定や役割分担等についての意見交換があった。

蔓籠作り


2023年10月14日(土)

植生調査

集合写真


今年 4月に続いての植生調査を実施しました。天気は上々です。植生調査班は、まずは 4月にも行った A1エリアの種数調査です。前回に続いて FIT21年の大森さんにもご登場いただきました。この前は春でしたので、どういう違いが見られるものでしょうか。結果としては、出現種数 93種。前回の 105種からは減りましたが、まあ、季節が違うので比べられないところ。チヂミザサとかは確か春には見ないですね。いずれにしろこの区画は北東の林縁で日もよくあたり、水分もいいような感じがします。そのせいか、前回見つからなかった木本の稚樹(アカメガシワ、ガマズミ、クマノミズキ、ケヤキ、スギ、ヌルデ、ノブドウなど)が見つかるなど、多様な植物たちが入れ替わり立ち替わり出入りしているみたいです。次いで、 A7エリア。ここは 20118月以来の調査。結果は出現種数 52種。前回 50種だったのでほぼ一緒でしたが、構成は大きく変わっていました。 5m以上の亜高木層に、アラカシ、ヒサカキ、シロダモ、ヤブツバキなどが進出し、逆に 1mから 5mの低木層は 19種から 8種に激減していました。毎木調査でわかった高木層のイヌシデの旺盛な成長で光が奪われたのでしょうか。落ち葉の層もかなり厚く、なかなか発芽は難しそう。

キノコ


 

A1での種数調査


毎木調査班は、まず目測についてメンバーの感覚をそろえるため「眼あわせ」を行いトレーニング。それぞれの視覚のレベルを比較するのはなかなかないことです。

A7での毎木検査

次いで、A7エリアの高木、亜高木を網羅的に調べます。イヌシデが元気に16本伸びているのが確認できました。その後、A11エリアに進み、新たなコドラートを尾根筋上に設定する作業を行いました。もうひとつ奥のA14エリアにもコドラート設定できれば、お日の森全体をある程度カバーできそうです。今回、急遽決まったいちょう祭り参加を受け、臨時編成されたいちょう祭り班。ヒノキのコースターの準備や、蔓取りで午前中は大忙し。午後からは調査を終えたスタッフが徐々に加わり、蔓籠編みやコースターづくりが進みました。ヒヤリハットなく無事終了。

蔓籠編みます


2023年10月10日(火)

倒木処理とヒノキ伐倒

集合写真


すっかり秋めいたお日の森に 5名の参加。前日の雨で森全体は湿っています。ミーティングを終え作業にかかろうとすると、行く手の地面上でスズメバチがなにやらごそごそやっています。申し訳ないですが安全優先でハチノック噴射。今年は高尾山でもやたらに多く出ています。気を取り直し、

ハチノックの威力


 

風倒木の処理


まずはA12エリアで道を塞いでいたコナラの風倒木を処理。あいかわらずナラ枯れ被害は激しく、落枝や倒木の危険も増しています。急斜面での玉切りと枝処理に、予想以上の時間を取られました。その後は、昼をはさみ、中村さん林地で径20cm弱のヒノキを2本伐倒。法面補修に用いるか、もしくはいちょう祭りに出すコースターの材になります。皮剥きも試しましたが、春に伐った時のようには気持ちよく剥けてくれず、さしあたり断念。季節ごとに木々の性質も変化していること実感します。伐った材を山の神広場まで運ぶのもまたひと苦労でしたが、この夏の酷暑での作業を思えば楽なものでした。ヒヤリハットもなく無事終了。

2023年9月24日(火)

いちょう祭りの準備、枯損木かかり木の処理

集合写真


 本日の参加者11名。3班体制で作業を行う。佐藤篤さんが初参加、上野から自転車でお日の森に来られたとの事。朝のミーティングは佐藤さんの自己紹介で盛り上がる。
  

蔓採取

 1班は中村林地の下側付近で蔓採取。

かかり木処理

2班は7月にコナラの枯損木を伐倒した際のかかり木を処理。チルホ-ル、滑車を使い、上方に引き上げながら後方に引いて、無事地面に落とす。その後枝処理、玉切りし片づける。その後、中村林地から6月に伐倒・皮むき済みのヒノキを3mに玉切りし、山の神広場に運搬。これはひのき台用。
3班は清水さんによる初参加の佐藤さんの基礎教育。

ヒノキ玉切り


午後は、採取した蔓の整理、ヒノキの玉切り、 10/9実施予定のFIT友の会研修の下見(長谷川、芝原)、作業台(緑の募金で購入) 2台の組立を行う。午後は作業というより、参加者による世間話をしながらのコミュニケ-ションの場となりました。

作業台組み立て


初参加の佐藤さん(40代男性)の感想は楽しかったとの事ですが、お日の森くらぶのHPを見ての参加という事です。これからもSDGS、社会貢献活動に憧れる若者が参加してほしいですね。
 

2023年9月12日(火)

入口作業道流土搬出・草刈り・階段補修

集合写真 すでに暑い


引き続く猛暑の中 6人が集結。夏の間に生い茂った草の勢いはすさまじい。朝、フィールドに到着すると、なんと山裾にお住まいの平さんがお日の森への道の草刈りをしてくださっている。すみません、今日こちらでやります。ということで、とにかく入り口付近から片付けましょう。さて、入り口の道はどうも法面からの流土が積もってきていて、土留めを超えそうな勢い。じゃ、土を削って運び出しましょう、という誰かの一声に、皆の顔が一瞬曇ります。まあやるか、ということで、草も刈りつつ、平さんから借りた一輪車で流土を 20杯ほど搬出。とにかく暑さと湿気との戦いで、しばし無言状況が続くのはやばい兆候。休みましょう休みましょうと言うのと裏腹に、みなさん根性発揮してよく動くこと。なんとか形がついたところで早めの昼に。

草ボウボウで道が消えたところを


 

草と流土を除去して


午後からは入り口付近の階段補修。前回つくったヒノキの杭材が大いに役立ちなかなかの仕上がりに。

ここまできれいに

イノシシ君にも掘り返し甲斐がありそう。なんとか無事で一日を終えました。

階段補修も完了


2023年9月9日(土)

駒木野国有林作業道補修

集合写真

夏休み明けの活動日で、6名が参加。前日まで台風による雨で実施が危ぶまれたが、午前中は霧雨程度、日差しはないが蒸し暑く、蚊も纏わりついて不快指数100%の日だった。東西道を点検しながら歩き、突き当りの中村さん林地に切り倒してあるヒノキの横木、杭材を現地まで運び下した。

杭作り


杭材はクサビを使い半割にし、先を尖らせる。

道の補修

横木は、適当な場所にはめ、路肩が崩れた箇所は、石を集めて補修した。材や石の積み重ねはしっくりくるまで何度も試行錯誤。路肩の崩壊が多いので、山側を崩すか、谷側に土留めを作るか、策が必要だ。

補修後


1か月振りの入山で、まずお日の森の入口から草はボウボウ、イノシシの掘り返しも酷く、階段の横木も飛ばされていた。

キノコ

見慣れないキノコが所々に、虫が入ったり樹液を流している木も。長引く猛暑に木々は喘いでいる感じだ。

樹液を流すカラスザンショウ


2023年7月23日(日)

林内整備とイベント準備

集合写真


酷暑で雨の降らない毎日が続くなか、夏休み前最後の作業に 10名が参加。 1班はまたも入り口付近の草刈り。ササやらツルやらの猛威に敢然と立ち向かいました。これはまさにエンドレス。 2班は 30日に控えた親子イベントの散策コースで、草刈り、階段補修、橋の清掃などの整備を行いました。今回、猛暑にもかかわらず、多くの応募者があるとのことで、期待がふくらみます。 3班は、 A14エリアと A11エリアのピークに近い尾根で枯損木処理。ナラ枯れの進行著しいコナラを二本伐倒。ほぼ予想通り掛かり木となってしまい、お昼の時間に遅れるはめに。

果てしない草刈り

散策コース整備


 午後からは全員で30日のイベントの打ち合わせと準備です。ヘルメット、テント、クラフト材料の準備、㊙動物映像のためのプロジェクターの設置などの後、

映りますかね


散策コースをあらためて巡視。この暑さではフルコースは無理かも。帰りがけには、南浅川の川遊びの場所を下見しました。

散策コース巡視


2023年7月11日(火)

作業道補修と草刈り

集合写真


空梅雨の猛暑と湿気にもかかわらず、 5名が参加。 730日の親子森林ふれあいイベントで歩くコースを整備することに。まずは材の運搬ですが、もはや汗がどっと出る。一息入れてから A1A4境界斜面の階段の補修を開始。 A4山側からは、ムラサキシキブなどの灌木やツル類やシダが日当たり良好を求めて道に激しい侵略を進めており、道幅は半分以下になっていました。自然の理とはいえ、除伐するのはなかなかのお仕事。階段のステップも数本を新たなものに取り替えてきれいに。とはいえ、ここに至るまでで、みな暑さに相当やられ、 5分作業 5分休憩の繰り返しです。先輩の方ほど頑張ってしまい、ともすると熱中症一歩手前になりがちな傾向が。やばいです。

階段補修

フユイチゴで道が消えている


一方、川向こうの道では、代表が黙々と刈払機での除草を行い、フユイチゴの藪の中に道が再生されました。イベント参加者に気持ちよく歩いてもらえそう。とにかく今年の暑さはもはや異常で、作業はほぼ無理な領域ですね。身をもってそのことを納得した全員が一致で、午後は中止としました。お疲れ様でした。

道の復活


2023年7月8日(土)

今年度初めての駒木野作業

集合写真


今年度初めての活動日で、9名が参加。雨が降り出しそうな曇り空、気温 30℃以上の蒸し暑さで熱中症に気を付けながら作業。

笹刈り作業中

午前は、駒木野林地南東部のササ刈りと除伐。昔は竹林もあったが、満遍なくササとアオキが生えている。ほぼ予定通りに刈り終わったが、枯損木や枝折れがまだ残っているので、次回に対処。

見出票20

境界作業中1


午後は、南側境界のチェック。山票(コンクリート角)、山票の存在を示す見出票(赤プラスチック棒)1~20番まで。たまに山歩きの人が通るので、倒木や草で境界が不明瞭になっていないか、草を刈りながら進む。地図通りに進めば問題ないが、けものみちが彼方此方で交差しており、踏み込んでしまいそうになる。1か所の見出票がガレ場で飛ばされていたり、番号が判りにくくなっていた程度だった。帰りは東西道を経由して戻ったが、これまた動物による路肩の崩壊箇所が見られ、次回の課題となる。曇り空ではあったが、皆かなりの発汗量。水分・塩分の補給は十分過ぎるくらいに!

境界作業中2


2023年6月25日(日)

草刈りと枯損木処理 イノシシも

集合写真


お日の森フィールドまで登ってくるだけで汗びっしょり。先の思いやられる猛暑の中 12名が参加。1班は A1入り口法面の草刈りです。急傾斜での作業にはいつも悩まされてきましたが、この日は、斜面に張ったロープにプルージック結びでハーネスを固定するひと工夫により、安全、安心に作業が進み、ほぼ全域を完了できました。ササやツルとの追いかけっこはまだまだ続きそう。

長靴にカノコガ


2班は A4エリアで、3月にクヌギを植樹した辺りを中心にやはり下刈りを続けました。30本ほど植えた苗ですが、虫やらイノシシやらのおかげでいまや半減しています。ツルの絡みも激しく、それぞれの苗の周囲を坪刈りしていきます。

ロープを使って草刈り


3班はA7からA10にかけてのエリアで枯損木を伐倒しました。1本目はイヌシデの株立ちのうちの枯れた細い幹ですが、同根の他の幹とくっついていたため多少手こずりました。2本目はホオ。ホオのイメージに似合わず、樹冠付近でまるでフジのようにクネクネと隣接木に絡んでおり、知恵の輪をはずすように方向を見定めて伐倒。次はヤマザクラ。こちらは樹冠近くで掛かり木になり、チルホールを用いての牽引により、時間をかけてなんとか引き倒しました。やはり広葉樹は難しいと実感。先週据え付けたセンサーカメラに、イノシシ親子の映像が。リラックスしたうり坊4頭がひょこひょことお母さんについて行く様子がバッチリ写っていました。もっと色々撮れることを期待して、さらに2台を設置。ヒヤリハットはなし。

枯損木処理


2023年6月13日(火)

草刈りとヒノキ玉切り、皮むき

集合写真


薄曇りで時折日が射し、前日の夜半までの雨の影響で、蒸し暑い天候の中、 10名が参加して 2班に分かれて、定例作業を行った。

斜面での草刈り作業


1班の 5名は、 A1付近の草刈り作業を行った。斜面では安全ロープを使って、身体を確保しながら作業を行い、傾斜地は全体の5分の 4のエリア、平坦地はほぼ全域の草刈り作業を終えた。

植栽木を傷つけないよう慎重に

チルホールで8m材を引き上げる

 
2班の5名は、A5の沢にかかる橋の修繕用の材を確保するため、中村さん林地で6月10日に行ったチェンソー講習会で、伐採・枝払いしたヒノキ材を8mの長さに玉切りし、更に皮むきをして、尾根上に引き上げる作業を行った。

引上げ皮むきした材


ヒヤリハットや怪我、暑さで熱中症になる人もなく、14時ぎに作業を終えた。 

2023年5月28日(日)

コンプレッサー導入、下刈りとコナラ伐採


天候は、曇りで、計11名が参加した。あまり暑くはなかったが、午後の気温は25℃程度まで上昇した。最初に、参加者全員で、スギのウッドチップ10袋と小型のコンプレッサ-1台とを、麓の入り口から作業小屋まで搬送した。その後、コンプレッサ-の使い方について簡易な講習を受けた。
1班の5名は、A1エリア内の山の神広場に近い傾斜区画等において、昨年度末に植樹していたクヌギの苗木のため、坪刈り等の下刈りを行った。クヌギの苗木は、高さ50cm程度で、苗木の活着率は比較的良かったようである。午後は、入り口から延びる通路やこの通路に隣接するA1エリア内の斜面等で、全体的な草刈りを行った。



 2班等の6名は、A4エリアの作業道沿いで、虫害を受けた胸高直径40cm程度のコナラを伐採した。急斜面から傾いて生えていたため倒す方向の制御が容易でなく、下のモミジに対して掛かり木となったが、コナラの根元側を切断し、最終的にはモミジの上部がへし折られる形で伐倒を完了した。最後に、参加者全員で、作業小屋前の広場にウッドチップをまいて広げ、広場全体にウッドチップを敷き詰めた。ヒヤリ・ハット報告:コナラの根元側を切断した際、切断後に下方に転がる根元材木にチェーンソー作業者の足が挟まれた。足を引き抜いた後も足先に数分間程度しびれが残っていたとのことであった。若干であっても傾斜した箇所にある太い材木の下側で切断作業を行うことは極力避けるべきとの反省があった。
 

2023年5月9日(火)

除伐と枯損木処理

集合写真


ほどよい好天。緑がぐぐっと濃くなったフィールドに9名が集合。今日は期待のバッテリー式チェーンソーも初登場です。

除伐の鬼


 1班は前回に引き続き中村さん林地で、ヒノキ伐倒を見据えての除伐作業。照葉樹や蔓類を中心に、材確保もかねて行いました。さっそくバッテリー式を試すものの、ソーチェーンがはずれるなどのトラブルもあって、今日のところはイマイチか。まあ徐々に扱いにも慣れるでしょう。というわけで、ひたすらに手ノコと鉈で伐りまくりました。

伐りまくってます

二人チルホール


 2班は、かなり以前に松枯れで倒れ、山の神広場方向の樹冠に掛かっていた駒木野林地のアカマツをチルホールで根元から引き上げ、無事処理できました。長年の懸案でしたが、これで近隣の方が通られても安心。こちらではバッテリー式、玉切り作業になかなかの切れ味を発揮です。その後、フィールド入り口付近で隣家の屋根に張り出してしまっていたホオノキの株立ち二本を伐倒しました。径20cmほどではありましたが、大きく重心が傾いており、とにかく慎重に慎重に。枝先には多数の花とつぼみが強い香りを放っていました。ホオさんごめん。みなさん大切に持ち帰りました。ヒヤリハットなし。

とにかく慎重に


2023年4月23日報告

作業道補修と除伐

被害木調査1


14名が参加して 2班に分かれて、定例作業を行った。この日の作業は午後から総会があるので、作業は午前中のみとなった。 1班の 6名は、 A11作業道で横木が外れるなど、痛みがひどい箇所が数カ所あるので、これらの箇所の補修作業を行った。次に、 A11及び A6のナラ枯れ被害木の調査を行い、被害木や枯損木など 10数本に目印の赤テープを巻いた。

被害木調査2

除伐作業1


2班の 7名は、今後行う中村さん林地の、ヒノキ間伐作業の準備作業として、雑木の除伐と蔓切りを行った。

除伐作業2

径が太く作業道補修の材料で使える材は、尾根の歩道に引き上げて、玉切りして積上げた。ヒヤリハットや怪我もなく、 12時ぎに作業を終えた。

集合写真


2023年4月11日報告

シイタケ本伏せと作業道補修

集合写真

 
気温が上がるなか精鋭4名が集結。どアップの集合写真で寂しさを紛らわしてから、本日の作業開始。まずは2月に菌打ちしてあったシイタケ榾木の本伏せです。役目を終えた4年前の榾木は感謝を込めて取り除き、今年のものを立てかけていきます。1-2本はすでに怪しいキノコ・カビに占拠されつつあり断念しましたが、30本あまり。収穫に期待です。

シイタケ本伏せ


続いてA11からA12エリアの作業道補修。アラカシ一本を除伐し、横木材と粗朶に加工。中村さん林地においてあったヒノキ材も運んできて半割し杭材を作成。少人数だから控えめにやろうねと言っていたはずなのに、かえってエキサイトしたのか、みなさんよく働くこと。

作業道土留め



ヤマルリソウ


作業小屋前ではクマバチが何時間もホバリングを続けていましたが、作業終了頃にはペアになっていました。巨大なスズメバチの女王様が横切るものの、忙しそうでこちらには目も向けません。

イチリンソウ

炭焼き広場にはヤマルリソウがわさわさと群れ、谷筋にはイチリンソウ、ニリンソウがラッシュ状態。いい季節です。

ニリンソウ


2023年4月8日(土)

久々の植生調査・毎木調査

集合写真

 偶数月第二土曜日ということで、植生調査・毎木調査を実施。8名が参加。まずは昨年12月に復元しておいたコドラートのロープ張り用杭を金属製に交換しました。その後植生調査班と毎木調査班に分かれ、A1とA4のコドラートで調査開始。植生班は100㎡の調査区を4分割して分担。草本層、低木層を中心に見つけたすべての植物の種名を記録していきます。とはいえ、芽生えたばかりの草や、実生にはなかなかに判別の難しいものもあり、しばしばパス。そんななか、今回FITから21年の大森さんがゲスト参加され、大いに助けていただきました。

樹高の測定

樹冠幅を目測

4月上旬という時期がやや早かったかもしれませんが、各層間でのダブりを含めるとA1で110種、A4で66種がカウントされました。これは2011年から15年までに何度か行われた調査の結果をかなり上回るものです。

毎木調査 タグを固定

一方の毎木班、コドラート内の高木と亜高木すべてにナンバリングして、樹高、直径、枝下高、樹冠幅を測ります。急な斜面での作業ですので、足場も悪く、高さの目視も難しかったものの、あーでもないこーでもないと賑やかに議論しながら楽しく進みました。そろばん好きなW氏はついでにそれぞれの樹に値段も付けていたとか。ざっと計算すると結構な材積になり、調査後の雑談は炭素固定の話題にまで及びました。調査結果は近く会員に配布しますが、関心もっていただける方にはいつでも共有します。いずれにしろ、普段の山林管理作業ではなかなか見えない里山の姿を知ることができた興味深い一日となりました。またやりましょう。是非ご参加を。

マツブサ


お日の森定例活動報告

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