テイカカズラ
キョウチクトウ科テイカカズラ属のつる性常緑低木。別名マサキノカズラ。有毒植物である。
和名は、式子内親王を愛した藤原定家が、死後も彼女を忘れられず、ついに定家葛に生まれ変わって彼女の墓にからみついたという伝説(能『定家』)に基づく
ミミガタテンナンショウ
サトイモ科テンナンショウ属の多年草。雌雄偽異株で、小型の株は雄花序をつけ、同一のものが大型になると雌花序または両性花序をつける。本種は、雄株から雌株に完全に性転換する。仏炎苞の口辺部が耳たぶのように広く開出する。
ハマナシ(ハマナス)
日本原産のバラ科の植物。「ハマナス」の名は、浜(海岸の砂地)に生え、果実がナシに似た形をしていることから「ハマナシ」という名が付けられ、それが訛ったものである。ナス(茄子)に由来するものではない。アイヌ語では果実をマウ(maw)、木の部分をマウニ(mawni)と呼ぶ。
1〜 1.5メートル (m) に成長する落葉低木。幹は叢生して茎は枝分かれして立ち上がり、短い軟毛とまっすぐな刺が密生する
ノササゲ
長さ3mほどにもなるツル性の多年草で半日陰になる林縁によく生育している。大きな特徴はマメ果の色が濃紫色に熟すこと。マメ果はやや細長く長さ5cmほどになる。食用になササゲ(マメ科)に似ていて野に生えることからその名がついた。
カラスウリ
林や藪の草木に絡みついて成長する。雄株と雌株と分かれて雌株にのみ直径5〜7cm卵型形状の果実をつける。名称からカラスが好んで食べるものではない。
クヌギ
ブナ科の落葉高木で樹高は15m〜20mになる。葉は長楕円形で周囲に鋭い鋸歯が並び薄いが硬く表面にはつやがある。実はどんぐりで直径2cmほぼ球形。半分は椀型の殻斗に包まれている。
カキ
おなじみの柿で甘柿と渋柿がある。甘柿は渋柿の突然変異種。渋柿は硬いうちは渋いが熟すると甘くなる。今は温暖な世界中で栽培されているが18世紀から19世紀にかけて日本からヨーロッパやアメリカに伝わった。ヨーロッパの市場でも"kaki"の名で売られている。
サンショウ
山の香りとピリリと辛味のある香辛料としての山椒の葉と枝。
左からサンショウ、カラスザンショウ、イヌザンショウ、フユザンショウ。サンショウの葉は「木の芽」としても食べられる。雑木林に入ればどこにでも見られ雄株と雌株があり実が着くのは雌株。
サザンカ(山茶花)
サザンカは冬の寒い時期に咲く花。戦前からある童謡「たきび」の”さざんかさざんかさいたみち、たきびだたきびだおちばたき”と歌詞にもある。ツバキ属ツバキ科でツバキと間違われやすい。晩秋から冬にかけての10月から2月に咲くがツバキは12月から4月で遅く咲く。見分け方は難しい。「もっと詳しく」を参照。
レンテン・ローズ(ヘレボルス・オリエンタリス)
キンポウゲ科クリスマスローズ属の多年草。一目見てこれはクリスマス・ローズと思うかもしれないがこれはレンテン・ローズ。クリスマス・ローズは草丈が30cm以下で開花はクリスマスの時期に対してレンテン・ローズは40~60cmと草丈が高く初春(2月〜4月)に咲く。花のように見えるものは、萼(ガク)で実際の花は中心部にある線状のもの。そのために鑑賞できる時期が長い。
「もっと詳しく」を参照。
シュンラン
春先の3〜4月に明るい乾燥した林床につくしのように伸びて咲くラン科の植物。カタクリと並ぶ春の代表的な花だ。枯葉の間から出ているので見つけ難い。蕾は塩漬けにして白湯を注いでラン茶として嗜める。葉の形は道端のジャノヒゲやヤブランとそう変わりはないが根元を見ると蕾があるので区別できる。ジジババの別名があり古来から庶民に親しまれた世界に誇る日本の野生ランだ。
「もっと詳しく」を参照。
ハナミズキ(ミズキ科)
ハナミズキの名は、ミズキの仲間で花が目立つことに由来する。アメリカ原産で日本の近縁種のヤマボウシに似ている。別名、アメリカヤマボウシ。
花期は4月下旬から5月上旬で、白色や薄いピンク色の花をつける。但し、花弁のように見えるのは総苞で、中心の塊が花序である。実際の花は、4弁の直径5mm程度の目立たない花が集合して、順次開花する。庭木のほか、街路樹として利用される。
「一青窈(ひととよう)」さんの名曲のタイトルにもなっている。
(ウィキべディアより)
ギンリョウソウ(銀竜草、ツツジ科ギンリョウソウ属)別名ユウレイタケ
多年草。腐生植物としてはもっとも有名。
森林の林床に生え、周囲の樹木と外菌根を形成して共生する菌類とモノトロポイド菌根を形成し、そこから栄養を得て生活する。つまり、直接的には菌類に寄生し、間接的には菌類と共生する樹木が光合成により作り出している有機物を、菌経由で得て生活している。腐葉土から有機物を得る能力はない。お日の森にも以前は見かけたが現在は見ていない。
(ウィキべディアより)
ムクゲ(アオイ科フヨウ属の落葉樹)
庭木として広く植栽されるほか、夏の茶花としても欠かせない花である。中国原産で平安時代に渡来した。南国に咲くハイビスカスに花がにている。樹木は強く挿し木で増やすことができる、また垣根に利用され刈り込みに耐える。寒さに強く栽培はどこでも容易に行うことができる。韓国では国の繁栄を意味する花として国花になっている。
ウリカエデ 瓜楓
和名の由来は樹皮がマクワウリの果皮に似ていることから。花、実、紅葉、幹と季節ごとに変化があり楽しめる。ムクロジ科。低山の林縁、林道脇、やや乾燥した尾根筋や尾根に接する斜面など明るい場所に生育する。
葉は対生し、浅く3裂するか、ほとんど裂けない。カエデの仲間では、最も葉が小さい。縁には鈍鋸歯がある。
コウヤマキ (高野槙)
かつては世界中に広く分布していたが、日本と韓国済州島にだけ残存している。
庭園に植栽し、材木としても利用される。水に強くて朽ちにくいことから、現在でも湯船材や橋梁材として重宝されている。
常緑高木で、高さ30 m以上、直径1 mに達するものがある。特に手入れをしなくても狭円錐形の非常に整った樹冠を形成するため、造園木として重宝される。
葉には針葉の他に小型の鱗片葉があり、長枝の基部から先端部にかけて螺旋状に付く。針葉は柔らかくしなやかで、2枚の葉が合着するという極めて特異な形態が見られる。(ウキペディアより)
タケ (タケノコ)
タケはイネ科の植物で幹の硬い木本(木)と年輪を持たない柔らかい草本(草)の両方の性質を持っているので木なのか草なのかいまだに意見が分かれている。タケはタケノコとして食用や竹細工の材料として昔から貴重な植物だが近年その需要がほとんどなくなり放置された林にタケが蔓延り問題になっている。タケは成長が早くピーク時には1日で1mも伸びることがある。遠くから山を眺めて竹林の広がりがあるか否かが山が荒れているか否かの指標になっている。